桶谷法律事務所

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解決事例 解決事例

解決事例

海外における日本人同士の遊技中の怪我について,支払を拒絶していた保険会社から損害賠償を受けることができた事例

訴訟・紛争解決

事案概要

    依頼者は大学生で,在学中に海外の大学へと留学していた。海外の大学には日本人留学生が何人かおり,集まって遊ぶことが多かった。
    ある日複数人で集まって馬跳びをして遊んでいたところ,依頼者が飛ぼうと手をつく瞬間に馬役の人がいたずらでしゃがみ込んだことから,依頼者は手をつくことが出来ずバランスを崩し顔面からコンクリートへと転倒,歯を数本折り,唇を縫う怪我を負った。
    加害者側の加入していた保険会社が治療費等を支払う話になったものの,保険会社担当者からは遊びの中での怪我なので,支払いはできないという説明がなされたことから,当事務所へと相談するに至った。
解決結果

たしかに,このような遊びやスポーツ中の怪我については,身体の動作を伴う以上,怪我をしてしまうこともあり,あらかじめ怪我をしてしまう可能性があることを許容して行うのであるから,その遊びやスポーツのルールや作法に照らし社会的に許容される程度の行動である限りその遊びやスポーツ中に生ずる通常予測しうるような危険を受忍することに同意しているものと解すべきであり違法性が阻却されるという判例がある。しかし,本件は加害者がいたずらで故意にしゃがみ込んでおり,馬跳びという遊びの中で通常許容されない動作である。そのような場合まで違法性が阻却されると評価されるのは妥当性を欠くため,その点を指摘して保険会社と交渉を行ったところ,加害者側で100%の責任を認め,治療費等の賠償が行われることとなった。
本件では依頼者の歯が折れてしまっていたため,海外で歯医者を探して受診,インプラント治療を行うこととなった。治療の資料についても外国語で記載されており,通院費も現地の公共交通機関の料金を確認するなど,日本で発生する事案とは異なる対応もあったものの,最終的には実際に要した治療費に加え,インプラントの将来的なメンテナンス費用,通院慰謝料,後遺障害慰謝料を含めて依頼者の納得できる金額が賠償されることとなり,海外で発生した事件ではあったものの,日本国内において交渉で解決することができた。

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