個人間の貸金について,預金の差押え等の手段により最終的に全額の回収に成功した事例
2025.10.22
訴訟・紛争解決
事案概要
- 依頼者は知人に対して百数十万円を貸し付けており,毎月数万円の分割弁済を受けていたが,次第に相手方が弁済を怠るようになり,最終的には音信不通となってしまった。そこで,貸金の回収について,当事務所に依頼した。
解決結果
受任後,相手方に対して書面を送付する等して協議を試みたものの,相手方からの応答はなかったため,直ちに貸金の返還を請求する訴訟を提起した。当該訴訟に対しても相手方は応答せず,貸金の請求を認める判決が確定したため,判決に基づいて相手方が預金を有していると予想される金融機関に対して預金の差押手続を取った。その結果,預金の差押えによっては貸金の全額の回収には至らなかったものの,差押えを受けた相手方からあらためて任意の弁済を申し出る連絡があり,最終的に貸金全額の回収に成功した。
