過失運転致傷事件において情状を適切に主張し,執行猶予付き判決を得ることができた事例
2025.07.23
交通事故
事案概要
- 依頼者は,居眠り運転により対向車線にはみ出し,正面衝突事故を起こしてしまった。相手方被害者は骨折等の重傷を負い,約3か月間の加療を要する結果となった。事故態様が悪質であること,かつ,重大な結果が生じていることから,依頼者は過失運転致傷罪で在宅起訴された。その段階で,当事務所に弁護の依頼があった。
解決結果
受任後,事故当時の状況や依頼者の反省状況を丁寧に聴き取り,再発防止策を具体的に整えた。また,依頼者が事故後,被害者に対して誠実に謝罪し,真摯に対応していたことから,当職が服役を望まない旨の嘆願書の作成を依頼したところ,被害者はこれに快く応じてくださった。さらに,依頼者の誠実な対応状況などを整理し,裁判で主張した。その結果,執行猶予付きの判決を得ることができた。
